FC本部の選び方

フランチャイズの成功には、本部選びが非常に重要。 しかし初心者にとっては違いがわかりにくいかもしれません。 そこでここでは、契約をする前にFC本部選びで押さえておきたいポイントをピックアップして紹介します。

業界で注目されている&
健全な財力があること

FC本部がどれほど素晴らしい方針を打ち出していても、業界で生き残れなければ意味がありません。 事業内容によっても変わりますが、ブランド力があり、業界で注目されている存在の方が集客力の強さにつながってきます

また企業としての体力があることは、加盟する側にとっても安心材料。 新しい商品・サービスの開発には投資資源が必要ですので、健全な財力があること、また株式上場していて資金が集まりやすいなど経営の安定性も重要です。

集客面へのケア

加盟店にとっては、集客できなければ事業継続が難しくなります。 介護・福祉系フランチャイズの場合は、派手な広告・宣伝はそれほど必要ではないかもしれませんが、それでも利用者を集めるための営業活動は必須です。

WEBサイトやチラシ・パンフレットの作成はもちろん、グループ会社や提携会社の協力により集客ができる、 独自サービス開発により他社と差別化しやすいなど、集客面でどのくらいケアしてもらえるかという点も大変重要です。

介護・福祉系フランチャイズで
今伸びているのは、この3業態!

加盟後の運営サポートが充実

フランチャイズ加盟と言っても、オーナーは一事業主。 事業計画の策定やスタッフの採用、その他の交渉や営業活動など、幅広い業務をこなさなければなりません。 業界出身者ならまだしも未経験者にとっては大きな不安材料です。

したがって、加盟後に運営サポートがしっかりしているかどうかも見極めが必要です。 研修・教育体制や定期的な運営アドバイスがあるなど、事業をバックアップしてれる体制が整っているFC本部を選ぶようにしましょう

まとめ

介護・福祉系ビジネスは専門性が高く、スタッフ一人ひとりの意識や心遣いがサービスの質を左右します。 加盟オーナーが覚えなければならないことも多いので、FC本部の企業力やサポート力を基準に選ぶことが大切です。

「アントレ」「フランチャイズ加盟.net」「フランチャイズの窓口」「マイナビ独立」の4サイトに掲載されている介護・福祉系フランチャイズをすべて調査(2021年9月時点)。
4サイトでの掲載数が多い業種=特に盛り上がっている業種であると定義し、掲載数の多い3つの業種をピックアップしました。

※3業種それぞれの掲載数は次の通りです。訪問マッサージ:9件、デイサービス:7件、放課後等デイサービス:7件(いずれも2021年9月時点)
デイサービス
デイサービス
メリット
  • 利用者数 約220万人という
    市場の大きさ(2019年時点)
  • ここ10年で利用者は約1.4倍に
  • 高齢者増加により、
    まだまだ市場は
    成長する
こんな方に
オススメ
  • 長期間、堅実に利益を
    出し続けたい方

デイサービスの
市場について
詳しく見る

放課後等デイサービス
放課後等
デイサービス
メリット
  • 2012年に始まった市場
    のため競合数が比較的少ない
  • ここ5年で利用者は約2.6倍に
  • 障がいのある子どもを支える
    社会的意義の高さ
こんな方に
オススメ
  • 子どもの自立支援といった、
    社会貢献を重視する方

放課後等デイサービスの
市場について詳しく見る

訪問マッサージ
訪問マッサージ
メリット
  • 一人でも開業できるため
    初期投資を抑制できる
  • 伸びている高齢者市場で
    低リスクに開業できる
  • 立地に左右されづらい
こんな方に
オススメ
  • 初期投資を抑えながら、
    低リスクに開業したい方

訪問マッサージの
市場に
ついて詳しく見る

参照元:厚生労働省_介護分野をめぐる状況について【PDF】(https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000608284.pdf)
参照元:厚生労働省_放課後等デイサービスに係る報酬・基準について≪論点等≫【PDF】(https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000678627.pdf)